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第75回ニコムセミナー「伝統芸能の危機」

「いけばな」からみる心

講師
花道家  小川 珊鶴 氏
日程
2012年10月25日
時間
18:30~20:00(セミナー)、20:00~21:30(懇親会)
会場
費用
セミナー 1,000円、懇親会 1,000円
定員
30名

いけばなは、人々の生活スタイルに沿って時代に合うように、飾られる場・外形・材料・手法などが変化してきました。
近代は、子女教育の一端を担ったり、稽古することがある種のステイタスシンボルになったりと、時代でそれぞれの役割を果たしてきました。

また、いけ手の植物に対する認識で、
相手を「いかす」ことで自他ともに生きるという精神は、他国のフラワーアレンジメントとは一線を画しています。
しかし、いけばなには不変の哲学があり、長い眼でみると
哲学に合わない作品は一時の流行として消えてゆき、哲学に合う作品だけが繰り返し制作されている、とみる事もできます。

そこで今回は、花道家の小川 珊鶴氏をお招きし、
奈良時代の供花から現代に至る植物飾りに関するまで、いけばな作品の底流にある不変の精神をお話頂きます。

さらに、カキツバタとアヤメ、ショウブの違いから座布団の前後の見分け方まで、いけばなの歴史・型・美意識も解説して頂きます。

皆様奮ってご参加下さい。


講師[プロフィール]
幼少より茶華道、日本舞踊など、各種日本古典芸能に親しむ。
1987年、日本最大の生け花としてギネスブックに認定されるなど、各地でフラワーパフォーマンスを行う。
1990年に名古屋で初の個展「蓮華自在」を開催。
舞台やステージでの押花美術を多数手がけ、『家庭画報』の押花特集にもたびたび連載される。
2005年に個人では初めて、徳川美術館内茶室の使用を許され大花会を開催。
薪能や音楽コンサートの舞台美術監督を務めるなど美術アレンジャーとしても精力的に活動し、ジャンルを超えて活躍している。
2012年には、十数年にわたって収集した帯コレクションが「着物帯の収集」でギネスに認定。

 

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