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綜合ユニコム月刊ビジネスマーケットセミナー [高齢者住宅・介護施設導入型]と[単独型]の事業構造と採算性は |
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- 株式会社ニコム代表取締役 岩口 孝一
- 2008年7月24日
- 15:00 セミナー
- 飯田橋レインボービル
- 37,800円
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これまで、比較的介護度が重い高齢者を対象に特別養護老人ホームなどで展開されてきたショートステイ(短期入所生活介護)事業。その利用目的は、家族をはじめ,在宅介護に携わる人の「一時的な休息(レスパイト)ニーズ」が多くを占めてきました。今後、要介護高齢者の増加に比例して、こうしたレスパイトニーズはさらに高まるものとみられます。しかしながら現状は、「需要」の増加に対して「供給」が追いついていません。また一方で、レスパイト需要の受け皿としてだけではなく、生涯にわたり、健康に在宅生活を送るために必要な介護サービスとしても捉えられはじめています。
本セミナーでは、需要の掴み方によっては、次なるビジネスチャンスの可能性を秘めるショートステイの事業構造と事業化のポイントを探ってまいります。まず第Ⅰ講座では、有料老人ホームや介護施設の一アイテムとして、複数のショートステイを開発・導入した㈱ニコムから高齢者住宅・介護施設におけるショートステイのあり方と導入にあたっての留意点を学びます。また、第Ⅱ講座では、軽度の要介護者を対象に、業界でも希少とされる単独型の施設を開業し好スタートを切る㈱やさしい手より、「新たなショートステイのあり方」と単独型における事業性を開示いただきます。.
タイムスケジュール
Ⅰ.高齢者住宅・介護施設におけるショートステイ導入のポイント
――多彩な事例からみる複合機能におけるショートステイの役割と効果
○介護施設におけるショートステイの必要性
○事業化にあたってのマーケティングの考え方
○設計上のポイント
・規模の考え方/建築、設計のポイント/内装・デザイン
○ショートステイ導入のポイント
・ハード・ソフトの留意点/複合機能における事業効率性の見方
○事例研究
・フラワーサーチ(愛知県豊橋市)
デイサービス+ショートステイ+グループホーム
・すまいる駒場(愛知県豊田市)
介護付有料老人ホーム+ショートステイ+デイサービス
・アサヒサンクリーンデイサービスセンター袋井(静岡県袋井市)
デイサービス+ショートステイ+クリニック+子育て支援センター
・各事例の運営概況(利用者数、商圏、要介護度)
○今後のショートステイ事業の方向性
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Ⅱ.単独型施設の事業化手法と事業構造
――軽・中度の要介護者をターゲットとする
「ショートステイ ゆめてらす 三軒茶屋」を事例に
○なぜショートステイ事業へ参入したのか
○ショートステイの現状
・都内の高齢者人口と特養待機者数/世田谷区のショートステイ利用者数
・利用者アンケート、ケアマネジャーアンケートから見えてくること
・現在のショートステイ利用の実態
○期待されるショートステイの姿
・「元気になるショートステイ」とは
・在宅生活の継続を目指し、要介護者・介護者の双方をサポート
・「顧客を待たせない」仕組みづくり
○ターゲットの選定
○ハード面から「新しい発想のショートステイのあり方」を模索
・パブリックとプライベートの「動線」を考慮した建築、設計のポイント
・医療・介護施設からの脱却を目指した内装・デザイン
○ソフト面から「新しい発想のショートステイのあり方」を模索
・利用者と介護者のADL変化のイメージ/徹底したアセスメント(顧客情報収集)
○予約システムと予約状況
・6か月先までの予約状況/要介護度/リピーター比率/稼動率/顧客分布
○集客戦略計画
○料金設定――介護保険売上げと介護保険外売上げ
○人材確保と配置
○単独型ショートステイの事業構造
○事業リスクとリスクヘッジ
○今後の展開